網膜剥離　手術後のうつ伏せ寝　地獄からの解放

網膜裂孔や網膜剥離になって手術した場合、2週間以上のうつ伏せ寝を求められます。これは、うつ伏せ地獄とも呼ばれているもので、お腹が苦しく、何より何もできずにうつ伏せになっているのはかなり辛いです。

どうしてうつ伏せが必要なのか？　と思うのですが、手術には2種類あります。ガスを注入されるか、シリコンオイルを注入されるかです。特にガスを注入された場合、ガスは数週間で抜けてしまうため、抜ける前にきちんとうつ伏せになっていないと結果として治らず、もう一回手術、、という恐ろしい結果に繋がることがあり得ます。

ガスは浮力で目の網膜を押さえてくれ、その間に自然治癒することを願って待つ、ということになるため、もしうつ伏せ寝をしていないと結果として治らないままになってしまうということです。ただし、もしガスを選択された場合はラッキーかもしれません。ガスをお医者様が選択されたということは治る可能性がある程度の穴の大きさだということなのです。

私はそれでは治らないレベルの大きさだと言われ、結果シリコンオイルを注入されています。眼の構造は図のようになっており、この網膜が剥がれないよう圧力で押さえ、あとは自然治癒を待つ、ということです。

苦しさを少しでも支えてくれた商品をご紹介しておきます。手術が決まり、入院されないで自宅に帰ることが許されたか、もしくはどうしても自宅に帰りたい方への大きな支えになります。しかも、これは治った後や他の家族も利用できるため、そのまま捨てられることもありません。

夜も（夜こそ）、うつ伏せ寝で寝ることが求められ、あお向けに寝ることは許されません。となると、昼間の間ぐらい座りたいのですが、座っている間も少し楽にうつ伏せができる必要があります。また繰り返しですが、網膜が治った後にも使えそうな商品でなければ買う気になりません。

うつ伏せ地獄は体験した人でないと分からない苦しみです。少しでもその苦しみを和らげられることができればと同じ体験者として願っています。

そして、うつ伏せしている間のみならず目を使えない時間があまりにも多いため、Audibleは大変有難いサービスでした。無料体験だけで解約しようかなと考えていましたが、聞きたい本が出てきたことや日本の通勤中（歩いている間）にも聞けることもあり継続利用しています。